そびえる系の硬ハオ

硬葉系ハオルチア、葉っぱが短くて上に上に伸びていくタイプのものがあります。丈が低いうちはまだよいのですが、伸びていくと段々とピサの斜塔のように傾いていきます。多分まっすぐ植え直しても傾いていくでしょう。
葉っぱには白い点々状のバンド?が入り、それが何となく全体的に繊細っぽい雰囲気を与えています。
Haworthia reinwardtii鷹の爪 Haworthia reinwardtii
子株をよく吹くイメージのある鷹の爪です。自分の中では、このタイプの基本的みたいな位置づけです。(Γ・∀・)Γ~~たーかーのーつーめー
Haworthia reinwardtii var. chalwinii九輪塔 Haworthia reinwardtii var. chalwinii
分類的には、鷹の爪の変種に当たるみたいです。しかし、どこがどう違うのかはよくわかりません。ラベルがなかったら、自分にはもう同定不可能でしょう。
Haworthia reinwardtii var.chalwinii f.variegata九輪塔錦 Haworthia reinwardtii var.chalwinii f.variegata
九輪塔の斑入り品種です。赤っぽいと言うか、クリーム色っぽいというか、そんな筋がもんやりと全体に入ります。若い葉っぱは全体的にグリーンが淡く、模様もくっきりしていてキレイです。
Haworthia coartata var. chalwiniiHaworthia coarctata var. chalwinii
熟したアボカドの皮みたいな黒っぽい葉色です。以前に小さな子株が吹いたのですが、外して他に植えてしまいました。比較的まっすぐ伸びているように見えますが、それは最近植え直したからです。ほっそりしたフォルムですが、根の張り大きかったです。
Haworthia sp.大きくなった株、京都植物園にて
このタイプはどんどん生長していくと地面を這うように寝て伸びていって先端近くだけ上に向く、と言った風に生長していくのでしょうか?植物園でこのタイプの大株を見ると、株元から子株をたくさん出して、地面をのたうち回っておりました。際限なく伸びていくのか?それとも一定まで生長すると子株をぼんぼん出していくのか?興味は尽きません。

十二の巻の迎え

硬ハオ、十二の巻きシリーズはたくさんの変種や園芸品種があるようで、なかなかバラエティーに富んだ妙味があります。斑入りなどの葉っぱの様子の違いもありますが、やはり一番の魅力はバンドの様子が微妙に違うところでしょうか。また、「十二の」と名前が付くけれども、別種のものもあります。一緒くたに置いていても特に問題なく育っていますので、多分性質は近いんでしょう。
Haworthia fasciata f. variegata白蝶 Haworthia fasciata f. variegata 
十二の巻の斑入り種は色々あるみたいですが、そのうちの1つなんだと思います。春に株の中心から出てくる新芽が白さ際立って非常にキレイです。他の硬ハオ同様、冬の寒さで赤くなりますが、春も進んで暖かくなってくると元に戻ります。生長は体感やや遅めであんまり大きく生長していないです。葉先があんまり枯れこまないので、丈夫?なのでしょうか。
Haworthia fasciata \'Choberiba’チョベリバ Haworthia fasciata cv. 
十二の巻の園芸品種、のようです。バンドが太かったりドーナツ状になったりとその変化が楽しいです。素性はあんまりよくわからないです。
Haworthia reinwardtii十二の爪 Haworthia reinwardtii 
硬ハオ「十二の」シリーズですが、十二の巻とは別種です。なんか、もっとこう「爪!」みたいにシャキーンと向いているイメージがあります。しかし、この株は全体的に葉っぱが開き気味です、水が多いのかそれとも個体差か。
Haworthia sp.十二の塔 Haworthia reinwardtii var.archibaldiae 
十二の爪の変種のようです。硬ハオには「○○塔」と名前の付く品種がよくあります。それらはなんか、葉が太短くてぐんぐん上に伸びるものが多い気がします。それを考えると、本種は少しフォルムというか系統というか、雰囲気が違います。

十二の巻のいざない

Haworthia十二の巻は葉っぱの表面に入る浮き彫りのような白い筋(バンド)がなんとも魅力的です。さながらアイシングで緻密に細工されたお菓子のようなその姿はかわいらしくさえあります(私見です)。十二の巻のバラエティーはよりどりみどり。別種なのか変種なのか個体差なのかよくわからないのですが、バンドの入り方とか葉っぱの姿かたちが通常と違うものがあります。それらは通常のものと区別するためか、名前が付けられています。それを見比べてみるとまた楽しいです。しっかり生きていますが、厳しい冬をベランダで過ごしたので、全体的に赤っぽくなっている上にボロボロです。
P1060733十二の巻 ワイドバンドなどに見慣れると、こちらの通常株のバンドが細く繊細に見えてきます。生育旺盛で、比較的生長スピードが速いほうです。
ワイドバンド 十二の巻ワイドバンド 通常の株に比べてバンドの幅が広いのが特徴です。個体差かもしれませんが体感的に通常株より成長スピードが早くて、大きくなる気がします。生育旺盛で気温の高い時期はバンバン子を吹いて猛々しく茂ります。また、個体差なのか同じワイドバンドでも葉っぱが太短くて様子の違うものがあったりします。
P1060735霜降りワイドバンド ワイドバンドよりさらにバンドの幅が広く、全体的に白っぽく見えます。見た感じ、少し葉っぱが短めな気がします。あと、葉の緑色が全体的に淡いです。全体的にとても上品でキレイです。何となく生長はゆっくりめでしょうか。
P1060734ショートリーフ 太短い葉っぱがかわいらしいです。ちょっと縦長に育つ感じです。なんとなく、十二の巻っぽくないところが楽しいです。
あと、斑入り種があるんですがよくわからないので省きます。

雑感

ちょっと葉先が傷みますが、-2℃くらいになるベランダで、株自体は傷まずに育っているので相当丈夫なんだと思います(重ねて言いますが、葉っぱは先っぽが重点的に傷む)。春に暖かくなってくると、中心から若くてきれいな葉っぱが出てきて、元気に育っていきます。半日陰に置いてますが、特に徒長はしないようです。むしろそういう環境のほうが好きなようにも見えます。水遣りは春~秋は乾いたらたっぷりです。肥料はやったら大きくなるかもしれません(与えたことがないのでわからないです)が、なくても特に元気がなくなるというようなことはありません。春に白っぽい地味な花が咲きますが、株の大きさに対して花茎がむちゃくちゃ長く伸びるので、引っ掛けてしまうことがあります。実生してみるとおもしろそうです。

たのしいリトープス

Lithops aucampiae ex. J・B(日輪玉)▲紫勲玉 ※画像クリックでflickrの大きな画像(別ウインドウ)

あらがえない魅力

Lithops julii subsp. fulleri(福来玉)▲縦に裂けて新葉が覗く福来玉
リトープスは以前盛大に溶かしたことがあるので、少し敬遠していた植物です。しかし、その魅力にはあらがえず、数年前から一鉢、そしてまた一鉢とささやかに育ててきました。様々な模様と言い色合いと言い、何とも言えない味のある美しさがあります。多肉植物特有の、光沢のある花も非常に美しいですが、どうも葉っぱの色合いと模様に惹かれます。特に、色々な株を並べたときの色や形の微妙な違いが楽しいです。
園芸的な観点からリトープスを見たとき、人によって育て方のスタイル(特に水やり)が大きく異なるなあ、と言うのが一番最初に思った感想です。植物は環境によって栽培方法が千差万別だとは思いますが、特にリトープスはその違いが顕著な感じがします。元気に育っていれば、どれも正解なのだと思います。

チキンな水やりとびびる日々

Lithops lesliei var. mariae(摩利玉)▲生き残った摩利玉
今ひとつ、生育期と休眠期の判断が付きにくいので、水やりはかなりチキンな感じでおそるおそるやってます。底から抜けるくらいたっぷり水をやれと言いますが、冬や夏は怖いので表面ぬらす程度にしかやらなかったりとか、そんな感じです。基本的には、忘れた頃にふと気づいて水をやっているような気がします。
シワが寄ってきたら、すわ根腐れか!とびびってみたり。夏でも水やったらパンパンに膨れて、なんだ生育中なのか、とびっくりしたり。福来玉(Lithops julii subsp. fulleri)などは縦に伸びたあげく、側面が裂けたりとか、同じように水やってても種によって差があります。そこがおもしろいとも思います。
昨年の夏に摩利玉(L. lesliei var. mariae)を一頭だけ溶かしてしまいましたが、同じ鉢に植わっているもう一頭は無事だったので、何だったんだろう。形はそのまま残っていて、中がどろどろになっている例の溶け方でした。
夏は風通しよくして熱が溜まらないように遮光もした方がいいな、と感じました。このあたりの夏の環境作りはランに似ています。でも60%遮光は大げさだったかもしれません。というか、ネットを外すのが面倒なので、一年を通して遮光状態です。株姿に変化がないので日照不足とは感じないのですが、もしかしたら花付きとかに影響するかもしれません。

リトープスのすすめ

L. fulviceps var. fulviseps (微紋玉)▲脱皮を始めた微紋玉
春は脱皮の季節です。中々脱皮しないものもあれば、早々に脱皮しているものもあり、その変化にまたどきどきする季節がはじまります。一見変化の少ない植物ですが、脱皮や開花などのイベントのほか、元気がいいと短い生育期間で一気に一回りくらい大きくなってくれたりと、育てがいのある楽しい植物だと思います。試行錯誤を楽しんで、自分の栽培環境下でのスタイルをしっかり確立するのもおもしろいのではないでしょうか。