Den. Berry ベリー

RIMG0572デンドロビウム・ベリーは非常に花付きのよいデンドロビウムの交配種です。1つのバルブから、2~3本の花茎を伸ばして10輪ほどの花を咲かせます。花の大きさは2cmくらいと可愛らしいです。見た感じはkingianum:キンギアナムなのですが、bigibum:ビギバムやcanaliculatum:カナリキュラツムの血も入っています。単純に構成比で言うならキンギアナム50%、ビギバム25%、カナリキュラツム25%といったかんじになります。正確にはビギバム×カナリキュラツムの交配種Mini Pearl:ミニ・パールにキンギアナムを交配したのが本種、ベリーです。良く出回る個体にベリー ’オダ’があります。

RIMG0577ビギバムは俗に言うデンファレ系のひとつです。カナリキュラツムは小型のスパチュラータ系で線の細いとてもきれいな花なのですが、寒さに弱い面などもあって、デンドロの中ではやや難物と勝手に認識しています。で、その交配種であるミニ・パールは見ためほぼデンファレです。その見た目ほぼデンファレにキンギアナムが交配された本種はほぼ見た目キンギアナム。見た目としてはキンギアナムの遺伝子最終勝利と言ったところでしょうか。各系統(キンギアナム系・デンファレ系・スパチュラータ系)の代表的な原種を交配した結果がコレ、というのはおもしろいです。小型化、耐寒性や強健さを狙った交配かもしれません。花色はビギバムの濃い赤紫を反映していると思います。やや小型に見えるのはカナリキュラツムの形質からでしょうか?

寒さには強く、その点はキンギアナムに準じます。また、たくさんバルブを出しますが、比較的コンパクトにまとまるのも特長です 。