おかしなサルカタム

デンドロビム・サルカタム(Dendrobium sulcatum)はデンドロビウムの中でもカリスタ節(section Callista)に分類される原種です。カリスタ節は花が房状にたくさん咲くものが多く、原種の中でも比較的よく知られるグループです。有名どころに、アグレガタム(Den. aggregatum)、クリソトキサム(Den. chrysotoxum)、デンシフローラム(Den. densiflorum)、ファーメリー(Den. farmeri)などがあります。花色は黄色系のものが多く、他に淡いピンクや白っぽいものも見られます。
お話をサルカタムに戻します。主な開花期は春で、扁平な形のバルブがユニークで特徴的です。花色は個体により色幅があり黄色~オレンジ色の花を1本の花茎に最大十数輪程度咲かせます。リップの奥が赤褐色になることが多いです。

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扁平なバルブが特徴。サルカタムにしてはややバルブが太いようにも見えるが…


当方で栽培しているサルカタムは、なぜかネットや本に載っているものと花姿が全く違います。どちらかというと近縁のシルシフローラムやデンシフローラム似た花姿です。
Dendrobium sulcatum

当方で開花したサルカタム。花姿がおかしい


シルシフローラムもデンシフローラムもこん棒状のバルブを出して、やや厚みのある葉っぱがバルブの上部にまとまって付きます。サルカタムはやや厚みの薄い幅のある葉っぱを付けるので、株姿は違います。雑種…なのかもしれません。だとしたらおもしろいなあと思います。


参考画像

Dendrobium thyrsiflorum

シルシフローラム


デンシフローラムの株姿