Den.ノビルの変種 クックソニアナム

Dendrobium nobile var. cooksonianum 2Den. nobile var. cooksonianum 
デンドロビウム・ノビルは交配親として有名な原種ですが、今ひとつ人気がないように感じます。しかし、自分の中では一番好きなデンドロ原種の1つです。慣れれば真夏の直射日光でもぴんぴんしてますし、寒さにも強いです。手間もかからず花ももちろんキレイです。ただ、数輪ちょこちょこと咲くのですが、一斉にたくさんの花を咲かせることは、栽培に慣れていないとむずかしい気がします。
Den.nobile var. cooksonianum4花の咲いている上の節から高芽
また、株の大きさも花付きに影響するでしょう。大株になっていくと花付きはよくなるのかもしれません。花芽が高芽に変わってしまう?こともよくあります。1つのバルブで花を咲かせつつ、上の方では高芽が生長しつつと言うこともあります。
Dendrobium nobile var. cooksonianumクックソニアナムの花
ノビルにはいくつもの変種が知られています。ここで紹介するクックソニアナムもそんな変種の1つです。生育旺盛で、高芽でガンガン増えるからか、単なるノビルよりも比較的栽培されているように感じます。その他にもノビルの変種は、純白花のバージナリスや大輪のサー F. W. ムーアなどが有名です。
Dendrobium nobile var. cooksonianum 3花びらに紫色の大きなブロッチが入ります
一番の特長は花びらの付け根当たりに紫色のブロッチが入ることです。リップにも同様のブロッチが入ります。花の開き方が少し不安定で、よじれたりすることもあります。基本的に大きく平開せず、花びらの先端が後ろに大きく反り返ります。
原種洋蘭図鑑によると、クックソニアナムは「花弁がすべて唇弁化した個体」と記載されています。となると、クックソニアナムは三蝶咲きのノビルと言うことになります。花びらの開き方が不安定なのはそのあたりにヒントがあるのかもしれません。また、花びらに厚みがあり、表面にフェルトのような毛が生えているところも、唇弁化の影響かもしれません。

セダム 乙女心と虹の玉

セダム 乙女心と虹の玉セダムは多肉植物の中でもオーソドックスなグループだと思います。葉の茂った感じがカラフルだったり、葉の形自体がかわいらしかったりと種類によってその姿はさまざまです。そんな中でも個人的に好きでおススメの「乙女心」と「虹の玉」というセダムを紹介したいと思います。

セダムについて

セダムは葉っぱがぷりぷりしてかわいらしいタイプと、わしゃわしゃ茂って地表や壁面を覆うようなタイプをよく見ます。前者を『ぷりセダム』、後者を『わしゃセダム』と自己の中で勝手に分類しております。で、このたびここで紹介する2種はどちらもぷりセダムです。ゼリービーンズのような葉っぱに見えない葉っぱを出しながら、上に伸びていきます。それでは、早速おススメの2種を見ていきましょう。

乙女心 -おとめごころ-

乙女心葉っぱの表面はうっすらと粉を吹いていて、全体的に淡い緑色に見えます。葉っぱの先端が赤く色づきますが、冬に紅葉するとさらに赤みが増します。なぜか葉ざしができないので、さし芽で増やします。

虹の玉 -にじのたま-

虹の玉乙女心と比べると葉は短め、全体につやつやした光沢があります。冬に紅葉すると真っ赤に色づきます。葉ざし、さし芽で増やすことができます。下のほうから葉がぽろぽろ落ちますが、落ちた葉っぱもほおって置くと鉢の中で根を出して子株を作ったりして、さらに賑やかになっていきます。

手入れなど

どちらも寒さに強く、冬は屋外でも大丈夫です。夏もあまり気にすることはありませんが、風通しのよい半日陰のほうが株が弱らなくていいかもしれません。肥料は与えなくてもよく育っています。よく増えるので、さし芽で子株を作っておくと、寄せ植えしたいときにとても重宝します。切り詰めずに長く伸ばして、大株にしてもかわいらしいです。空き缶に植えてみるとか、鉢ををいろいろ工夫して楽しいと思います。扱いやすい多肉植物で、それだけ楽しみ方の幅も広いです。どちらも園芸店やホームセンターなどで手に入りやすいので、見かけたらぜひ挑戦してみてください。
乙女心と虹の玉のさし芽乙女心と虹の玉の寄せ植え

適当寄せ植えの楽しさ

P1070477セダムの類はよく増えます。長く伸びた茎を引きちぎって土の上に置いておくだけで新しい株の出来上がりです。園芸店やホームセンターでもいろんな種類を揃えています。この、「増やしやすい」という性質もセダム類の楽しさだったりします。
5~6種類を用意し、元気に伸びているときにちぎっては投げ、ちぎっては挿しすると適当寄せ植えになります。ある程度なじんできたらそれなりに収まって見えます。
P1070470切戻したときの茎なんかをまとめて挿しておくだけで結構にぎやかです。たぶん乙女心と虹の玉だったと思います。もうすでに発根してますが、もっと成長して隙間なく育つと見栄えがします。
P1070472上に伸びるタイプと這って茂るタイプを一緒に植えると、メリハリと立体感が出ます。鉢はお好みの大きさでよいと思いますが、小さめの鉢にやや多めに植えたほうがきれいにまとまります。この鉢で直径6cmです。
P1070475多肉植物はさほど生長スピードが速くないので、小さな鉢でも長い間育てられます。這うタイプのセダムなんかは、伸びすぎたら指で適当にピンチして整えればよいでしょう。この鉢で挿してから1年くらい経っています。セダム以外の植物も植わってますが。
コツというわけではないですが、挿したあとは雨の当たらない場所で水をやらずに置いておくと、春や秋の気温のよい時期なら2週間くらいで根が出てくるので、それから水やりすればよいです。這うタイプのセダムは挿すと言うより、土の上に寝かせるいった感じで、そうすると節々から根が出てきます。

そびえる系の硬ハオ

硬葉系ハオルチア、葉っぱが短くて上に上に伸びていくタイプのものがあります。丈が低いうちはまだよいのですが、伸びていくと段々とピサの斜塔のように傾いていきます。多分まっすぐ植え直しても傾いていくでしょう。
葉っぱには白い点々状のバンド?が入り、それが何となく全体的に繊細っぽい雰囲気を与えています。
Haworthia reinwardtii鷹の爪 Haworthia reinwardtii
子株をよく吹くイメージのある鷹の爪です。自分の中では、このタイプの基本的みたいな位置づけです。(Γ・∀・)Γ~~たーかーのーつーめー
Haworthia reinwardtii var. chalwinii九輪塔 Haworthia reinwardtii var. chalwinii
分類的には、鷹の爪の変種に当たるみたいです。しかし、どこがどう違うのかはよくわかりません。ラベルがなかったら、自分にはもう同定不可能でしょう。
Haworthia reinwardtii var.chalwinii f.variegata九輪塔錦 Haworthia reinwardtii var.chalwinii f.variegata
九輪塔の斑入り品種です。赤っぽいと言うか、クリーム色っぽいというか、そんな筋がもんやりと全体に入ります。若い葉っぱは全体的にグリーンが淡く、模様もくっきりしていてキレイです。
Haworthia coartata var. chalwiniiHaworthia coarctata var. chalwinii
熟したアボカドの皮みたいな黒っぽい葉色です。以前に小さな子株が吹いたのですが、外して他に植えてしまいました。比較的まっすぐ伸びているように見えますが、それは最近植え直したからです。ほっそりしたフォルムですが、根の張り大きかったです。
Haworthia sp.大きくなった株、京都植物園にて
このタイプはどんどん生長していくと地面を這うように寝て伸びていって先端近くだけ上に向く、と言った風に生長していくのでしょうか?植物園でこのタイプの大株を見ると、株元から子株をたくさん出して、地面をのたうち回っておりました。際限なく伸びていくのか?それとも一定まで生長すると子株をぼんぼん出していくのか?興味は尽きません。

セロジネの原種いろいろ

セロジネの原種はラン展や即売会などでも比較的リーズナブルな値段で並んでおります。丈夫でよく増えるものもある反面、ちょっと高温多湿や低温に弱い種もあります。ここでは、比較的とっつきやすくてかわいらしい、セロジネの原種をいくつか紹介します。
Coelogyne flaccida \'Lucky Boy\'セロジネ フラクシダ ’ラッキーボーイ’ Coel. flaccida ‘Lucky Boy’
2月の中旬頃に開花。花茎は湾曲して下向きに垂れ下がります。花の大きさは4cm~5cmくらいで色は白ですが、うっすらと赤茶色がかっているように見えます。一本の花茎から7~10輪程度の咲きます。リップには黄色いブロッチとともに、赤茶色の筋が入ります。芳香が強めです。画像は’ラッキー・ボーイ’と呼ばれる個体です。
Coelgyne lacteaセロジネ ラクテア Coel. lactea
3月の下旬頃に開花。花の大きさや姿は上記のフラクシダに似ていますが、こちらは花茎が直立します。また、花の白さはこちらの方が鮮やかです。気温の少し上がった時期に咲いたからか、花命が2週間程度と若干短く感じました。
Coelogyne ochraceaセロジネ オクラセア Coel. ochracea
4月中旬に開花。強健かつ花付きのよい原種です。花茎は直立からやや斜上して、数輪の白い花を咲かせます。リップに入る黄色いブロッチは濃いオレンジの縁取りが入ってかわいらしいです。バルブは縦長の細いタマゴ型でつやつや、密生して生えます。芳香はありますが余りきつくないです。

どれも同じような花に見えますが、ちゃんと見るとそれぞれに個性があります。基本は初夏~秋にしっかり遮光(春秋は50%、真夏は70%くらい)して、たっぷり水を与え、風通しをよくすること、以上3点です。冬は5℃~7℃程度あればとりあえず大丈夫のようです。性質はどれも同じような感じですが、特にバルブの伸び方や花芽の多さなどを考えると、オクラセアが強健さでは半歩出ている気がします。

十二の巻の迎え

硬ハオ、十二の巻きシリーズはたくさんの変種や園芸品種があるようで、なかなかバラエティーに富んだ妙味があります。斑入りなどの葉っぱの様子の違いもありますが、やはり一番の魅力はバンドの様子が微妙に違うところでしょうか。また、「十二の」と名前が付くけれども、別種のものもあります。一緒くたに置いていても特に問題なく育っていますので、多分性質は近いんでしょう。
Haworthia fasciata f. variegata白蝶 Haworthia fasciata f. variegata 
十二の巻の斑入り種は色々あるみたいですが、そのうちの1つなんだと思います。春に株の中心から出てくる新芽が白さ際立って非常にキレイです。他の硬ハオ同様、冬の寒さで赤くなりますが、春も進んで暖かくなってくると元に戻ります。生長は体感やや遅めであんまり大きく生長していないです。葉先があんまり枯れこまないので、丈夫?なのでしょうか。
Haworthia fasciata \'Choberiba’チョベリバ Haworthia fasciata cv. 
十二の巻の園芸品種、のようです。バンドが太かったりドーナツ状になったりとその変化が楽しいです。素性はあんまりよくわからないです。
Haworthia reinwardtii十二の爪 Haworthia reinwardtii 
硬ハオ「十二の」シリーズですが、十二の巻とは別種です。なんか、もっとこう「爪!」みたいにシャキーンと向いているイメージがあります。しかし、この株は全体的に葉っぱが開き気味です、水が多いのかそれとも個体差か。
Haworthia sp.十二の塔 Haworthia reinwardtii var.archibaldiae 
十二の爪の変種のようです。硬ハオには「○○塔」と名前の付く品種がよくあります。それらはなんか、葉が太短くてぐんぐん上に伸びるものが多い気がします。それを考えると、本種は少しフォルムというか系統というか、雰囲気が違います。

楽しいデンドロビウム

ノビル系の交配種は古くから色々あります。バルブさえちゃんと育てれば、花が咲くことは多いですが売っているもののように、バルブの上から下までびっしりと咲かせる、と言ったことは自分にはむずかしいです。冬の初めに小さな花芽が確認できると、それはもうテンションが上がります。栽培が報われたといった感じに。花芽は秋にバルブがぱんぱんにふくらんだときと同じくらいうれしいものです。冬にじわじわと花芽がふくらんで、春になると一気に開花してくれます。
Den. Sweet Candyスィート・キャンディー 花付きが抜群によい品種です。バックバルブから複数の新芽が出た場合、作落ちして花が少なくなるケースがあるのですが、この品種はほぼそれがないです。
Dendrobium Himezakura\'Fujicco\'ヒメザクラ ’フジッコ’ ほんのり桜色の花びらがかわいらしい品種です。今ひとつ伸び切らなかったバルブにまで花芽を付けるので、ちゃんと仕立てたら満開時すごい豪華になると思います。しかし、鉢花で出回っているものはもっとピンクが濃いのも見るので温度とか日照で色幅はあるのかもしれません。
Den. Second Love \'Tokimeki\'セカンドラブ ’トキメキ’ バルブが完成して花芽が上がってきている株を手にしたので、どの程度強いのかはよくわかりません。ただ、前年バルブと比較してかなり細くいリードバルブにしっかり花が咲いたので、花付きはよいようです。昔からよく聞く品種で、花のかわいらしさからそれも納得できます。
Dendrobium  Sigiriya Ladyシギリヤ・レディー こちらも、昨秋にバルブの完成した株を手に入れたものです。リップに入る目がノビルを彷彿とさせます。かなりひょろっとした姿なのですが、本来の姿とは違う気がします。しっかり育てると、どのくらいの大きさになるのかが楽しみです。
Dendrobium unknown不明品種 栽培している中では古株で、花終わりの処分品を手に入れたものだったと思います。スプリングドリーム’アポロン’のラベルが付いていたのですが、当該品種は純白花のハズなので違う気がします。
Dendrobium Oriental Spirit ’Bizen Akebono\' オリエンタルスリピット’ビゼン・アケボノ’ バルブが細めの品種で、生育が旺盛な強健種です。花付きもよいです。単に「ビゼンアケボノ」の名前で出回っていることもあります。

おかしなサルカタム

デンドロビム・サルカタム(Dendrobium sulcatum)はデンドロビウムの中でもカリスタ節(section Callista)に分類される原種です。カリスタ節は花が房状にたくさん咲くものが多く、原種の中でも比較的よく知られるグループです。有名どころに、アグレガタム(Den. aggregatum)、クリソトキサム(Den. chrysotoxum)、デンシフローラム(Den. densiflorum)、ファーメリー(Den. farmeri)などがあります。花色は黄色系のものが多く、他に淡いピンクや白っぽいものも見られます。
お話をサルカタムに戻します。主な開花期は春で、扁平な形のバルブがユニークで特徴的です。花色は個体により色幅があり黄色~オレンジ色の花を1本の花茎に最大十数輪程度咲かせます。リップの奥が赤褐色になることが多いです。

P1070305

扁平なバルブが特徴。サルカタムにしてはややバルブが太いようにも見えるが…


当方で栽培しているサルカタムは、なぜかネットや本に載っているものと花姿が全く違います。どちらかというと近縁のシルシフローラムやデンシフローラム似た花姿です。
Dendrobium sulcatum

当方で開花したサルカタム。花姿がおかしい


シルシフローラムもデンシフローラムもこん棒状のバルブを出して、やや厚みのある葉っぱがバルブの上部にまとまって付きます。サルカタムはやや厚みの薄い幅のある葉っぱを付けるので、株姿は違います。雑種…なのかもしれません。だとしたらおもしろいなあと思います。


参考画像

Dendrobium thyrsiflorum

シルシフローラム


デンシフローラムの株姿

デンドロビウム 原種に近い交配種

デンドロビウムはやや渋めでマニアックな原種から、山野草のような趣があるセッコク、鉢花として気軽に楽しめる育てやすい交配種まで、育てる楽しみはよりどりみどりです。Den. moniliforme

Den. moniliforme(セッコク)の一種

交配種は色々なものがありますが往往にして花色もカラフルで、なんと言ってもとっつきやすいのが特長です。価格も比較的リーズナブルで、ホームセンターなどでも冬から春にかけて、わっと花の付いたものが多く出回ります。交配種はたくさんの原種が関わっていますが、現在見られる交配種の大元となった原種で一番有名なのは、Den.ノビルでしょう。特に小型で寒さに強くて丈夫な交配種にはDen. モニリフォルメ(いわゆるセッコク)が親となっているものが多いですし、黄色系ならDen.フレデリックシアナムなどが重要なのではないかと思います。

Dendrobium friedricksianum

Den. friedricksianum(フレデリックシアナム)


ややマニアックでありますが、その交配種を見てどんな種が親となっているのかを想像するのも非常に楽しかったりします。興味があればRHSのサイトで、登録されている交配種の系譜を調べることができます。そんな楽しいデンドロビウムの交配種、その中でも原種に近いプライマリー交配種を紹介します。

プライマリー交配とは

交配種は色々な種を何世代も交配して作出されているものが多いですが、原種同士の交配種もあります。というか、交配は原種同士の交配からはじまるので当然です。そして、原種同士の交配を「プライマリー交配」と言います。
現在見られる最新の交配種のようにボリュームや豪華さはないですが、原種の特長を残しつつ、少し違ったような素朴な美しさをもっています。変なところに言及すると、100年くらい前に作出された交配種なんかもあり、何となくロマンがあったりなかったりです。もちろん株自体はその当時のものではありませんが、些細なことです。

Den. Cassiope デンドロビウム・カシオープ(カシオペ)

Dendrobium Cassiopeカシオープはノビルとセッコクの交配種で1890年に登録されています。ノビルにもセッコクにも変種や個体が多いので、その組み合わせで花姿や性質の異なるカシオープがあります。この個体の花姿はかなりセッコクよりですが、かなりノビルに近い個体もあります。Den. Cassiope 2上の画像は京都植物園で見たモノですが、確かカシオープのラベルが付いていたと思います。ノビルだったかもしれません…、間違っていたらスイマセン。
性質はセッコクと同じくらい丈夫です。花は前年バルブにつくことが多いですが、本年バルブにも付きます。交配種の中では一番開花が早い部類で、12月頃から咲き始めます。新芽も早いときは2月頃から伸び始めます。株姿は両者の中間的な雰囲気で、バルブはノビルほども太くならずセッコクほども細くないです。’ミス・ビワコ’という美しい個体があるそうですが、自分は見たことがありません。

Den. Aoyama デンドロビウム・アオヤマ

Den. Aoyamaアオヤマはアダンカムとセッコクの交配種で1924年に登録されています。花のないときの姿は上記のカシオープに似ているか、ほとんど同じです。花色はピンクでリップの喉が少し黄色く色づきます。花色はアダンカムから、花姿はセッコクからとったような雰囲気です。やや花びらがふっくらしたかわいらしいセッコクにも見えます。カシオープ同様に育てやすいです。花付きはよい方だと思います。ネットで画像を検索すると、かなり異なる花姿のものが見られるので、個体の組み合わせが異なるものもあるのかもしれません。

セッコク×ピエラルディー交配種

Dendrobium moniriforme \'Syuyo\' × pierardiiセッコクの紅色品種と原種ピエラルディーの交配種です。ややうつむき気味に花を咲かせるのですが、下から見上げるとすごくキレイです。バルブは直立せず、斜上する傾向があるようです。花の咲いた状態で手に入れたのですが、来年は自分でしっかり咲かせたいと思います。

十二の巻のいざない

Haworthia十二の巻は葉っぱの表面に入る浮き彫りのような白い筋(バンド)がなんとも魅力的です。さながらアイシングで緻密に細工されたお菓子のようなその姿はかわいらしくさえあります(私見です)。十二の巻のバラエティーはよりどりみどり。別種なのか変種なのか個体差なのかよくわからないのですが、バンドの入り方とか葉っぱの姿かたちが通常と違うものがあります。それらは通常のものと区別するためか、名前が付けられています。それを見比べてみるとまた楽しいです。しっかり生きていますが、厳しい冬をベランダで過ごしたので、全体的に赤っぽくなっている上にボロボロです。
P1060733十二の巻 ワイドバンドなどに見慣れると、こちらの通常株のバンドが細く繊細に見えてきます。生育旺盛で、比較的生長スピードが速いほうです。
ワイドバンド 十二の巻ワイドバンド 通常の株に比べてバンドの幅が広いのが特徴です。個体差かもしれませんが体感的に通常株より成長スピードが早くて、大きくなる気がします。生育旺盛で気温の高い時期はバンバン子を吹いて猛々しく茂ります。また、個体差なのか同じワイドバンドでも葉っぱが太短くて様子の違うものがあったりします。
P1060735霜降りワイドバンド ワイドバンドよりさらにバンドの幅が広く、全体的に白っぽく見えます。見た感じ、少し葉っぱが短めな気がします。あと、葉の緑色が全体的に淡いです。全体的にとても上品でキレイです。何となく生長はゆっくりめでしょうか。
P1060734ショートリーフ 太短い葉っぱがかわいらしいです。ちょっと縦長に育つ感じです。なんとなく、十二の巻っぽくないところが楽しいです。
あと、斑入り種があるんですがよくわからないので省きます。

雑感

ちょっと葉先が傷みますが、-2℃くらいになるベランダで、株自体は傷まずに育っているので相当丈夫なんだと思います(重ねて言いますが、葉っぱは先っぽが重点的に傷む)。春に暖かくなってくると、中心から若くてきれいな葉っぱが出てきて、元気に育っていきます。半日陰に置いてますが、特に徒長はしないようです。むしろそういう環境のほうが好きなようにも見えます。水遣りは春~秋は乾いたらたっぷりです。肥料はやったら大きくなるかもしれません(与えたことがないのでわからないです)が、なくても特に元気がなくなるというようなことはありません。春に白っぽい地味な花が咲きますが、株の大きさに対して花茎がむちゃくちゃ長く伸びるので、引っ掛けてしまうことがあります。実生してみるとおもしろそうです。