くらしの植物苑 「伝統の朝顔」展

こんなところ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA佐倉にある植物の施設で、国立歴史民俗博物館(歴博)の別館のような施設です。小高い丘のようになっている歴博の敷地の端のほうにあります。朝顔展が行われていたので、それを見にやってきました。植物「園」じゃなく、植物「苑」です。「食べる」「直す」「染める」などいろんな場面で、人々の生活を支えてきた植物が植栽されており、民俗学的な色彩が強いです。それはそれで違った視点から植物を見ることができてよいと思います。こぢんまりとして落ち着いたところです。入苑料100円、がっつり植物を堪能するというより、しみじみと味わうと言った雰囲気がぴったりです。
京成佐倉からぶらぶら歩いて丘をひとつ越える感覚で歴博を横目に通り過ぎ、およそ20分で到着。要所要所に案内板があって、迷うことはありませんでした。帰りはJR佐倉まで歩いたのですが、少し距離がある感じです。距離的にも、道程の雰囲気的にも京成佐倉から行くのがおすすめです。

「伝統の朝顔」展

OLYMPUS DIGITAL CAMERAこれが見てみたくてこの植物苑にやってきました。毎年催されている企画のひとつのようです。パンフレットやパネル展示で変化朝顔などがわかりやすく説明されていたり、非常に多くの変化朝顔が展示されていました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA整然と並ぶ数々の変化朝顔。出物と正木の系統に分けて、別々のハウスに展示されていました。あまり見られないモノが多くあり、「アサガオってこんなにキレイだったのか」と今更ながら感心しました。期間が7月の末から9月の頭と非常に長いのに、展示されている株は元気に育っているものばかりで、スタッフの方の多大なる努力と苦労が忍ばれます。大変なんだろうなあ。

美しい変化朝顔

変化アサガオの品種名は、葉っぱや花の特徴的な形状を表す単語を決まった文法(順番)で羅列して表記するのですが、やたら長いです。一鉢一鉢丁寧に品種名の書かれたカードが付けられていました。

「青打込弱渦柳葉青采咲牡丹(あおうちこみじゃっかやなぎば・あおさいざきぼたん)」
青打込弱渦柳葉青采咲牡丹(あおうちこみじゃっかやなぎば・あおさいざきぼたん)

糸のように細い繊細な花。朝顔とは思えないような花姿です。

青打込弱渦葉青丸咲牡丹(あおうちこみじゃっかば・あおまるざきぼたん)
青打込弱渦葉青丸咲牡丹(あおうちこみじゃっかば・あおまるざきぼたん)

花弁たっぷりでボリュームのある花。花だけでなく、葉っぱも非常にバラエティーに富んでおり興味深いです。

さいごに

OLYMPUS DIGITAL CAMERAヨルガオやソライロアサガオなどその他のヒルガオ属の植物もおっきな鉢でダイナミックあんどん仕立て?にされており、印象に残りました。こういう所もおさえてる、と言うのがいい感じです。つるに刺のような突起が生えているハリアサガオがおもしろかったです。
なにげに博物館発行のアサガオに関する書籍とか、グッズとかも販売されていました。おもしろそうだったので数冊購入しました。非常によくまとめられた、おもしろくてわかりやすい企画展でした。他の季節にも企画展をされているみたいなので、機会があればまた言ってみたいと思いました。