C. Mini Purple ミニ・パープル

C.Mini PurpleC. Mini Purple(カトレア ミニ・パープル)はミニカトレアの基本ともいえる交配種です。以前はC.ではなくLc.(レリオカトレア)でしたが、片親のL.pumila(レリア・プミラ)が現在はカトレア属に移行した為、属名もカトレアに変更されています。C. walkeriana(カトレア・ワルケリアナ)×C. pumilaのプライマリー交配(原種同士の交配)です。walkerianaの美しさとpumilaの育てやすさを併せ持った優良種です。

  • 広く出回っていて、比較的手に入れやすい
  • 花付きがよくて強健、つきあいやすい
  • 株の大きさの割に花が大きくて見栄えがする

などがの利点があり、とっつきやすいカトレアでもあります。また、良心的価格なことも多いです。花付きや性質は個体によって差がありますが、大半が病害虫も少なく丈夫です。花の大きさは7cm~10cmくらいでしょうか。草丈は結構大きくなる個体もありますがおおむねミディ程度(30cmくらい)に収まるはずです。正確にはミニ~ミディカトレアかもしれない…。株が大きくなるとそれだけ新芽の数も増えるので、一度に咲く花数も増えます。花はほのかに香りますが、これも個体差があると思います。

ウチでの状況

ミニパープル2新芽がある程度の大きさになったら、その間からつぼみを出します。シースは出ません。不定期咲きで新芽の動きとともに開花します。バルブが肥大するのは花後です。ヤエ圃場(ヤサシイエンゲイ圃場、実態は単なる家の庭とベランダ)では主に夏と冬の年2回咲きます。真夏もデンドロビウムに混じってさんさんと太陽を浴びてます。午後からは日陰になる場所なので、それで大丈夫みたいです。肥料は春から秋に固形の肥料を1回だけ与えてます。遮光や肥料は人それぞれです。
花もちは冬で2週間程度夏で1週間~10日程度です。暑すぎるとどうも花の形が悪くて色もやや鈍いです。一度ですが、冬にリップとペタルが合着したおかしな花が咲いたことがあるので、花の形は気温だけに影響されるものではないのかも。

個体が多いのも魅力

リトル・プリンセスとっつきやすくて、ビギナーにもおすすめの交配種ですがそれに加えて集める楽しさもあります。それは、’セルレア’や’サトウ’をはじめとして多くの「個体」が存在するからです。花色や花姿など目に見えるところをはじめ、咲きやすさなど目に見えないところまでその「個体差」はさまざまです。日本で選抜育種の進んだ交配種らしく、「月光」「堂ヶ島」など、和な感じの個体名も多いです。また、ランの業者さんが扱っている株は、ちゃんと個体名が付けられているので、自分の記憶力の欠如を除けば、同じものがかぶることはないです。

当方にあるものは個体名のない株とミディの’リトル・プリンセス’の2個体です。とっつきやすいと言いながら、ミディのほうは株を傷めて養生中であります(→)。でも、生来の強健さから復活も早く、今年は元気な花を魅せてくれるのではないかと思います。