ラセイタソウ

ラセイタソウ

基本データ

科名: イラクサ科
学名: Boehmeria bilora
見られる場所: 海岸
草姿: 立性 草丈30cm~70cm
見られる季節: 夏~秋

ラセイタソウとは

北海道南部、太平洋岸(青森から和歌山・潮岬)に分布し、海岸の砂浜や岩場などに自生します。岩や護岸されたコンクリのすき間に生えていることもあります。毎年生えてくる多年草です。自生地では珍しくもなく、あたりまえのように生えていますが、全国的に見ると意外と見られる場所が限られた植物です。

見た目

株元から枝をたくさん茎を伸ばしてわさわさと茂り、高さは最大70cmくらいになります。

細かいシワが特長

細かいシワが特長

葉裏、細かい毛が生える

葉裏 細かい毛が生える

葉っぱは茎をはさんで左右同じ位置に付く対生です。長さ10cm~15cmほどのタマゴ型、微妙に左右非対称でゆがんでいます。全体に細かいシワが寄り、エンボス加工されたような立体感があります。とくに若葉はシワの寄り方も細かくて、葉色は明緑色で美しいです。葉表には粗く剛毛が生え、裏面は葉脈に沿って細かめの毛が生えます。やや厚みがあり、触るとごわごわした質感があります。縁は細かいギザギザがあり、先端が浅く避けることがあります。

雌花の花穂

雌花の花穂

花は主に夏~秋に咲きます。雄花と雌花があり、それぞれかたまって穂状に咲きます。雌花の花穂は玉がポコポコと連なった太いしっぽのような姿で、茎の上の方の葉腋(葉っぱの付け根)から出ます。雄花の花穂はひょろっと細く、雌花より下の葉腋に付きます。この仲間-イラクサ科カラムシ属-は上に雌花穂、下に雄花穂を付けるものが多いです。目立つ花びらはなく、地味です。

名前の由来

葉の表面のシワが毛織物のラセイタ(羅背板)のようなので、この名前があります。

間違いやすい植物

イラクサ科カラムシ属はどれも似たものが多いですが、ラセイタソウは葉の表面に細かいシワが寄って厚みがあり、明らかに近縁種とは違うので、区別はしやすいです。また、自生環境が海辺近くに多いところもポイントです。

その他

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Featuring Recent Posts Wordpress Widget development by YD