ワルナスビ

ワルナスビ

基本データ

科名: ナス科
学名: Solanum carolinense
見られる場所: 道端 空き地 荒れ地 牧草地
草姿: 直立 草丈50cm~1m
見られる季節: 夏~秋

ワルナスビとは

北アメリカ原産の毎年花を咲かせる多年草です。日本には明治時代に牧草に混じって入ってきたとされます。現在では完全に日本の土地に根付いており、初夏~秋に道端や空き地、荒れ地、畑、牧草地などで普通に見られます。ぶっちゃけますと害草で、要注意外来生物リスト※1に記載されています。

牧野富太郎が千葉で採取した地下茎を自宅に植えたところ、増えすぎて愛想を尽かし、駆除したものの根絶できず、となりの農家の畑にまで繁茂して困った、と言うエピソードでも有名です※2。

見た目

とげとげしい茎

とげとげしい茎

花

茎は直立してよく枝分かれし、丈は50cm~1mになります。葉っぱは左右交互に出る互生です。長さは15cm程で形は長楕円形、波状に粗く切れ込みます。茎や葉には鋭いトゲがあるので、不用意に触らない方がよいです。また、植物の全部位に毒性があるので、注意しましょう。

初夏になると、茎の途中からさらに茎を伸ばして、数輪~10輪の花を咲かせます。花は淡紫か白で、5つに浅く切れ込んだ星形で大きさは径2cm~3cmです。バナナのような形をした黄色い雄しべが目立ちます。雌しべは花によって長短があり、雄しべに隠れてしまっているものと、突き出ているものが見られます。

鑑賞価値があるかどうかは人それぞれですが、近くを通るとふと気づく程度には見栄えのする花だと思います。果実は球型で径1.5cm、熟すと黄色くなります

名前の由来

繁殖力の強さ、根絶のしにくさ(地下茎が少しでも残ると、そこから芽を出す)、扱いにくさなど(トゲが刺さる)など、始末の悪い害草なので、この名前があります。

その他

脚注

※1 特定外来生物とは異なり、栽培に規制はありませんが、生態系に悪影響を及ぼし、適切な取扱が求められる生物。
※2 『植物一日一題』(牧野富太郎 著)に詳しい。

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