イヌタデ

イヌタデ

基本データ

科名: タデ科
学名: Persicaria longiseta
見られる場所: 道端 空き地 河原
草姿: 株元は這い、先端が立ち上がる 草丈20cm~50cm
見られる季節: 夏~秋

オオイヌタデとは

道端や草地、畑、花壇などでごく当たり前に見られる野草(園芸的には雑草)です。春~秋に生育し、冬には枯れてしまう一年草です。舗装道路のすき間やプランターなどにもよく生えています。紅色の花が比較的目に付くので、開花期は気づきやすいです。

粒々の紅色をした花をばらばらにして、ままごとでごはん(赤飯)に見立てて使ったところから、アカマンマの名前でもよく知られます。

見た目

イヌタデ 葉鞘

イヌタデの託葉鞘

草丈は20cm~50cmで、茎は先端が斜上するか立ち上がり、株元は地面を這います。茎は赤みを帯びることが多いです。よく枝分かれして、四方に茂ります。 葉っぱは先端の尖った細身のタマゴ型で、交互に付く互生です。長さは5cm前後で、幅は広いものから細いものまであります。葉の節を包む託葉鞘は膜状で、上部は長くて細い毛がまばらに生えます。

夏~秋に花茎を伸ばして、その先端に長さ1cm~5cmの花穂を付け、紅色の小花がたくさん付きます。花穂は直立か、やや横向き、花色には濃淡があります。まれに完全に白い花を咲かせるものがあり、それらはシロバナイヌタデと呼ばれ、別品種として区別されます。萼(花被)は5つに裂け、雄しべは通常8本で雌しべ(花柱)は3本、花びらはありません。花後は三角形のツヤツヤした黒いタネを付けます。

名前の由来

イヌは「役立たず」の形容で、役に立たないタデという意味です。ここで言うタデはヤナギタデのことで、葉に辛味があり薬味などに利用されます(※1)。ボントクタデという別種のタデも役立たずのタデという意味です。

間違いやすいもの

オオケタデ

オオケタデ

オオケタデ

花

オオケタデ 葉鞘

托葉鞘

草丈は1mを越し、葉は幅が広いです。花は濃い紅紫色で、垂れ下がります。葉鞘の縁は葉状にめくれ、茎を囲みます。

オオイヌタデ

オオイヌタデ

オオイヌタデ

托葉鞘

托葉鞘

草丈が1mを越すものが多く、区別は付きやすいです。茎は太く直立します。花は薄い紅色で、花穂は弓状に垂れ下がります。葉鞘は膜状で、上部に毛はありません。節が大きくふくらみます。

サナエタデ

全体の大きさや花が似ています。茎は直立し、葉鞘の縁に毛が生えないので、そこで区別できます。

その他

脚注

※1 例えば、刺身に添えられる芽タデは、ヤナギタデの芽です。

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