オニドコロ

オニドコロ

基本データ

科名: ヤマノイモ科
学名: Dioscorea tokoro
見られる場所: 雑木林 道端 藪
草姿: つるを他のものに絡ませながら伸びる
見られる季節: 夏~秋

オニドコロとは

道端や雑木林の日当たりが良い場所などで見られる、つる性の野草です。花のない時期はぱっとしませんが、夏~秋に花を咲かせて果実を付ける頃は、比較的目に留まりやすいです。ヤマノイモの仲間ですが、イモ(根塊)は苦くて、そのままでは食用にはなりません。そっくりな仲間にヒメドコロがあり、こちらのイモは食べられます。

見た目

雌花と未熟な果実

雌花と未熟な果実

雄株と雌株が別々の雌雄異株(しゆういしゅ)です。ツルをフェンスなどに巻き付けながら、伸びていきます。葉っぱはハート型で、幅10cm前後、左右交互に付く互生です。

夏に 葉の付け根から花茎を長く伸ばして、雪の結晶のような形をした数mmの小花が穂状に咲きます。花色は淡緑色です。雄株は花穂を長く伸ばして、枝分かれしながらたくさんの雄花を付けます。雌株は花穂が垂れ下がり、まばらに雌花を付けます。雌花の花穂は枝分かれしません。また、雌花は下部分が棒状に少しふくらんでいるので、雌雄の違いはわかりやすいです。

雌花は薄っぺらい3枚の翼をもった果実を付けます。多くの果実を付けて垂れ下がる花穂は、そこかしこで風にゆらゆら揺れて、まるでネックレスのようです。花どきはたくさんの花を咲かせる雄株の方が目立ちますが、果実のできる時期は逆に雌株が目立ちます。

晩秋に黄葉して茎葉はぼろのように枯れますが、地中のイモにしっかりと栄養が蓄えられおり、厳しい冬を越すと、再び芽吹きます。

名前の由来

漢字で鬼山老とかいて、『おにどころ』と読みます。イモに生えるヒゲ根を老人のヒゲにみたて、山老の漢字を当てます。イモは縁起物として正月飾りに使われた地方もあるようです。切ると中は黄色っぽいです。

似ているもの

ヤマノイモ

客観的には葉の付き方で判断できます。ヤマノイモは茎をはさんで葉が左右同じ位置に付く対生で、オニドコロは左右互い違いに出る互生です。 ヤマノイモの方が明らかに葉が細身なので、両者を見比べることが出来るなら、わかりやすいです。

ヒメドコロ

葉が細身で、特に先端近くになるとがきゅっと細くなって尖ります。葉の軸の付け根に1対の突起があるのも特長です。また、雄花も雌花も花穂が垂れ下がります。

タチドコロ

葉は細身ですが、縁が細かいフリル状になることが多いです。また雄花の雄しべ6本のうち3本が退化して花粉を出しません。

その他

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